白いジャージ3 ~先生とバージンロード~



「直、電話貸して」



俺は直の携帯を奪い、要君に言った。




直は、びっくりした顔をしていた。







俺らしくないだろ?



「先生」らしくないだろ?




でも、俺にもこんな一面がある。



俺だって・・・普通の男だから。





自分の彼女に言い寄ってくる男は、誰であろうと敵なんだ。





「明日、直に何か用?」




『いえ・・・ちょっと話があって』





俺は直の顔を見ることができなかった。






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