白いジャージ3 ~先生とバージンロード~




直は、静かに涙を流していた。



その涙がどういう涙なのか、聞きたいのに聞けない。




直、ごめんな。



俺、「先生」だけど、ちっとも立派じゃないんだ。




嫉妬もするし、直を束縛したいし、他の男になんか触らせたくない。



直のことを好きな男がいると思っただけで、イライラするし、胸の奥で何かが燃え出すんだ。






直は知らないと思うけど、要君のことはずっとずっと気になってた。



今までにない気持ちだった。


観覧車のライトが赤から黄色に変わった。





~先生目線END~







< 132 / 391 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop