白いジャージ3 ~先生とバージンロード~
優しい微笑みを浮かべながら、先生は渡した紙袋を抱きしめた。
「ありがとう!!せっかくバイトした金使わせてごめん。でも嬉しい!」
先生は紙袋からセーターを出し、自分の体に合わせて見せた。
「どう?似合うかな?」
「に、に、似合います・・・かっこいい」
あんまり着ない色だけど、すごく似合う。
チョコ色。
濃い茶色のざっくりしたセーター。
「初詣にこれ着て行こうっと」
先生、かっこいい。
見とれる私に気付いた先生は、腰を上げて
私の頭をポンって叩くように撫でる。
「ばかぁ!また俺に惚れたのかぁ?」
「うん・・・」