白いジャージ3 ~先生とバージンロード~
「ほらぁ、あと1時間でクリスマスイブが終わっちゃうだろ。誰かさんがエッチなことばっかりするから!」
「先生でしょ~!!」
私が勝手に選んだ白と黒のボーダーのロンTを着た先生。
私は先生のパジャマ代わりの黒いジャージを着た。
「さてと・・・ケーキにろうそく立てよっか?」
ケーキの箱に添えてあったろうそくを5本ケーキに立て、マッチで火をつけた。
「マッチの火のつけ方、かっこいい」
「ば~か!!普通だろぉ?」
普通じゃない。
かっこいい。
何をしても先生はかっこいいんだぁ。
「メリークリスマス、直!」
「メリークリスマス、和人!」
電気を消したリビングで、見つめ合う。
「お前、また俺のスイッチ入れたいの?」
先生は、ケラケラと笑って、その息でろうそくがひとつ消えた。