白いジャージ3 ~先生とバージンロード~
「そのはかまってまだ先生持ってるの?」
お姉ちゃんが栗きんとんを頬張りながら先生に聞いた。
「あ~、どうだろう。実家にまだあると思うけど」
「じゃあ、結婚式で着なよ。直も見たがってるし、お色直しとかで着てみてよ」
私は嬉しすぎて、声が出ない。
手足をバタバタさせて興奮していた。
「でも、お色直しの服、もう選んだよなぁ」
「じゃあ、二次会で着て!!!!」
先生は、わかったわかったと言いながら、私の頭を撫でて、興奮を抑えようとしてくれた。
まるで走りたがってる馬をなだめるみたいに。
見たいよ。
先生のはかま姿。