白いジャージ3 ~先生とバージンロード~
第4章
同窓会への不安
成人式を終え、また日常が始まった。
先生は忙しい毎日の中で、
いつも私を気遣ってくれた。
でも、会えないことは寂しさを募らせる。
同窓会の案内状をゆかりと依子が作っていた。
私は一緒になって作る気分じゃなかった。
それを察してくれたゆかりが、依子と2人で進めていた。
2月の初め。
高校の近くのカフェを貸し切って、38名と先生が集まる。
何人来てくれるかわからないけど、ゆかりが連絡を回した所、30人以上が参加する予定らしい。
気分が・・・乗らない。
楽しみだなぁって楽観的に考えることができない。
どうしよう・・・
どう思うかな。
みんなに先生を誤解されたらどうしよう。
生徒に手を出す軽い人だなんて思われたら嫌だ。
荒木さん・・・
まだ先生を好きなんじゃないのかな。
私と付き合ってることを知って・・・
荒木さんはどう思うんだろう。