白いジャージ3 ~先生とバージンロード~


今日は、先生の家へお泊り。


最近は、結婚の準備もあって、週に一度くらいのペースでお泊りさせてもらってる。



一緒に買った不思議な形のグラスに注がれたオレンジジュースで乾杯をした。



「こぼすなよぉ!お前はこぼすの得意だから」



「先生、ありがと」



オレンジジュースで休憩した私は、心が軽くなったようだった。



焦っても、悩んでも・・・

答えが出ない時もある。




介護の専門学校へ行っている私の就職先は、何となく決められているように感じてた。


でも、クラスの中でも3分の1くらいの人は介護の道ではない別の道を見つけていた。


それだけ、大変だってことなのかも知れない。



思っていたよりずっと難しくて、体力的にも精神的にも大変な仕事なんだ。



それを知ることができただけでも、この専門学校に来て良かったと思う。



実際、私は自分のやりたい仕事がわからない。


そんな私を理解してくれる先生は、やっぱり彼氏以上の存在なんだ。



「お前は俺の生徒だからぁ・・・」



先生は、オレンジ味のキスをした。



私が悩んでいたり、落ち込んでいると、


先生はすぐに気付いて何気なく、さりげなく・・・


私の心を軽くしてくれる。




本当に素敵な人。



こうして、学校でも生徒達の気持ちを理解して、心を軽くしてあげてるんだろうな。


そのままベッドに流れ込んだ私と先生は、何度も好きだと言いながら愛し合った。



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