白いジャージ3 ~先生とバージンロード~


「俺達、結婚したらすぐに子供できそうだよな」



先生の腕枕は心地良い。


最近は「重い?」って気にすることがなくなった。



私が聞くと、先生は「俺を誰だと思ってる?」っていつも笑ってくれたっけ。



「先生、幸せだな。私・・・」



私は、先生の首に顔をくっつけた。



「俺の方が幸せ。こんなかわいい奥さんもらえるなんてさ」



「信じられないね。結婚するんだぁ・・・」




私は体を起こして、サイドテーブルに並んだグラスに手を伸ばす。



ごくごく・・・



「あ!それ俺のオレンジジュース!!」




そう言えば、さっき私ほとんど飲み干してたんだ。




「ごめんね、先生!!」



「じゃあ、オレンジジュース味のチューして!」




甘える先生は、いくつになってもかわいくて、ぎゅって抱きしめてしまいたくなる。





先生との甘い時間。



悩みも不安も全部消えちゃう幸せの時間。





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