白いジャージ3 ~先生とバージンロード~
「あのな、俺・・・・・・」
先生のこんな姿はあまり見たことがなかった。
周りの子達も、珍しい先生の姿に『頑張って~』と声をかけた。
「俺、矢沢と付き合ってる」
静かに、丁寧に・・・
先生は言った。
一瞬静まり返った後、みんなは私に視線を向けた。
「えーーーー!!」
「マジかよ!矢沢、やる~!」
左斜め前にいた荒木さんが・・・
「おめでとう!!」
大きな声で言ってくれた。
そのおかげで、みんなが拍手を始めた。