白いジャージ3 ~先生とバージンロード~
拍手に包まれた。
拍手の間から、荒木さんの声が聞こえた。
「幸せにね~!」
尊敬しちゃう。
私はきっと無理だ。
荒木さんの立場なら、この場に来ることさえ出来なかったと思う。
来ても、先生の報告を笑顔で聞くことなんてできない。
荒木さん・・・
すごいよ。
本当に、ありがとう。
先生の感動的な話に、胸が熱くなった。
生徒として、先生の話を聞いていて、泣きそうになった。
そんな風に私達生徒のこと、誇りに思っていてくれたんだね。