白いジャージ3 ~先生とバージンロード~
酔っ払った男子達は、3次会へと出かけた。
私とゆかりと依子は、2次会だけで帰ることにし、3人でお茶をした。
「泣けたよね。先生の話」
「最近は、直の彼氏って感じで見てたけど、私達の担任だったんだよね」
カプチーノの上の泡をスプーンで崩しながら、カプチーノが冷めるのを待った。
「先生って、教師としても素敵なんだよね。だから、直は惚れたんだもんね」
「うん・・・でも、だからこそ・・・今もこれからもモテるんだよね」
私は、さっきの先生のかっこよさを思い出し、にんまりしながらため息をついた。
「出た!!直のやきもち!!かわいいんだからぁ!」
ゆかりは、私のカプチーノの泡を奪って、ニヤっと笑った。
私達は、懐かしい高校3年の話で盛り上った。
どの思い出も、とても大事で・・・
今でも新鮮に心に残ってる。
先生に恋をしたからだけじゃない。
こんなに大事な友達が・・・いたからだね。