白いジャージ3 ~先生とバージンロード~
「残ったのは、彼氏のいるお前らだけか。直っぺは結婚、美穂もそのうち結婚するのか?」
真崎君と写真を撮ろうと、数人の女子が集まっていたのに真崎君は全く気付いていないようだった。
「私・・・どうだろう。まだまだ先になると思う。彼氏、忙しいから」
美穂達は絶対に結婚できると私は信じている。
今すぐにできなくても、いつか絶対・・・
「あんなに優しい彼氏だから大丈夫だよ。結婚する時は連絡してくれよ」
要君の言葉に美穂は大きく頷いた。
「なぁ、慎司・・・ あゆみのこと探してきてやってくれない?」
「どうして俺が?」
要君は、真崎君の腕をグイっと引っ張る。
「いいから・・・探してこいって」
要君の真剣な顔に負けたのか真崎君は、はいよと言いながら体育館から出て行った。
自分を好きなあゆみを、自分が探しにいくのはどうかと思ったのだろう。
でもそれなら私と美穂が探しに行けば良かったのに。
「俺の予想だけど・・・あゆみは慎司のこと好きだと思う」
「えーーーーーーー!!!」