白いジャージ3 ~先生とバージンロード~
桃子もあゆみも・・・
幸せになってほしい。
どうか、笑顔で戻ってきて欲しい。
「心配・・・」
私がそう言うと、要君が様子を見に行こうと言い出した。
美穂はなぜかトイレに行くから2人で先に行ってと言った。
体育館を出るとひんやりした夜風が顔に当たった。
「あゆみと真崎君、会えたかな」
「大丈夫だろ。桃子は・・・教室で告白してるかな」
要君も寒そうに体を小さく丸めていた。
「あのさ・・・いろいろごめんな」
要君は立ち止まり、頭を下げた。