白いジャージ３ ～先生とバージンロード～

「新婚旅行、そろそろ決めないとな」


先生は、すっかり笑顔になった私を見て安心したような顔をしていた。


「海外か？」


腕組みをした先生が首をかしげながら私の顔を覗きこむ。



「う～ん。先生とならどこでもいい。でも、やっぱ海外かな」



先生は高校教師。

あまり連続した休みは取れない。



私達は3泊4日で行ける海外を探した。


先生が気に入ったのはグアムだった。



「こんな風呂、見たことね～よ」


気に入ったのは、グアムと言うよりもグアムのホテル。


透明のガラス張りのお風呂の写真を見て、先生は喜んでいた。


「先生のエッチ」


そう言いながらも私も興味津々だった。



とても綺麗なホテルなのに、予算内で行ける。

バラの花が浮かんだお風呂からは綺麗な夜景も見える。



お風呂のすぐ横にベッドがあって、とてもロマンチックだった。



「風呂に入って、そのままベッドかぁ。エロいな」


先生は、旅行会社のお姉さんに聞こえないように、小声で私に言った。



そんなことで喜んでいる先生が何だかかわいく思える。