白いジャージ3 ~先生とバージンロード~
恥ずかしい。
嬉しいけど・・・
新垣直になるんだぁ。
「で、新しい名字は?」
先輩はニヤニヤしながら、私に近付いた。
「あ・・・あら・・・がきです」
「え?何?もう1回言って」
先輩がからかうように言うので、私はそばにあった紙に書くことにした。
『新垣』
書くだけでもドキドキする。
「かっこいい名前だね~!じゃあ、作っておくね。新垣さん!」
この先輩も私の好きなタイプだ。
なんだか楽しい。
こうやって、からかってくれたり、冗談っぽく私の緊張をほぐしてくれる。