白いジャージ３ ～先生とバージンロード～

こうして私の新しい生活が始まった。



朝早く起きて、夕方まで働いて、家に帰ると眠くてたまらない日々が続いた。



先生は4月から高校の生活指導の担当になり、今までよりも忙しくなった。


いろんな高校の生活指導の先生が集まる会議に出席したりもする。



生徒と接することが多くなることはすぐわかる。


自分の高校時代を思い出しても、生活指導の先生とは関わることが多かったから。



心配だなぁなんて言う私に先生は、もう俺はモテないよって笑った。



モテるもん。

だってかっこいいもん。


だって、だって･･･



世界で一番、優しくてかっこよくて。




今でもこんなことを言っている私って･･･


どうなんだろう。