白いジャージ3 ~先生とバージンロード~
直、お前は今・・・家族と独身最後の夜を過ごしていることだろう。
今夜は俺は会いに行かない。
会いたいけどな。
明日から夫婦になれるんだ。
だから、今夜は大好きな家族と大事に時間を過ごして欲しい。
俺は用意を終えると、直におやすみとメールを送った。
コーヒーを入れ、机に座る。
俺は・・・直と結婚する。
明日、今までの直の涙を全部笑顔に変えてやる。
俺がこの手で直を守り、幸せにする。
携帯電話が鳴った。
直からじゃない。
最近は、直が設定してくれたおかげで直からか、直以外の人からか着信音でわかる。
直からの電話は、直が選んでくれた2人の好きな曲だった。
『もしもし!和人か?どうだ!?気分は!』
「おう!力か?」
親友の飛田力からの電話だった。