白いジャージ3 ~先生とバージンロード~
「あ・・・写メ撮りたい・・・」
忙しいのに、こんなわがままを言う私。
「すいません。携帯で写真撮ってもらっていいですか?すみません。時間ないのに」
先生が、近くにいたカメラマンさんにお願いしてくれた。
カメラマンさんに写メを撮ってもらえるなんて滅多にない。
先生も手荷物から携帯を出して、渡した。
「ありがとうございます!」
「一生大事にします!!」
私と先生は、微笑み合った。
「待ち受けにするんだろ?」
「もちろん」
先生は、私の髪型が崩れないようにそっと頭に触れた。