白いジャージ3 ~先生とバージンロード~
なんと・・・
お父さんが依子の結婚式に来てくれることになった。
サプライズでお父さんの手紙を読むつもりが、お父さんがサプライズで登場しちゃうことに。
「依子、泣いちゃうよ」
「うん。でも、結婚をきっかけにまた昔みたいに仲良くなれるといいね」
自分の結婚式のことも、就職のことも頭から抜けていた1週間だった。
先生とも会う時間がないくらいに、私とゆかりは夢中だった。
そして、とうとう結婚パーティー当日。
準備の為、私とゆかりは先にレストランに行き、先生とたっくんは後から来ることになっていた。
「ここで受付してくださいね!」
先生は、スーツ姿に紫のネクタイ。
相変わらずかっこいい姿で登場。
「先生、かっこいい・・・」
私は、少し離れた場所で机に置く花の用意をしていた。
先生は、レストランの受付で名前を書く。
受付の女の子は、依子の親戚の女の子で、またまた心配になる。
だって・・・
先生のことじっと見てるんだもん。
「お~!先生、久しぶり!」
次はたっくん登場。
久しぶりに会うたっくんも、スーツのせいかとても大人っぽくてかっこよかった。
先生の横に並ぶたっくん。
「あの2人・・・守らなきゃ!」
ゆかりは、私の手を引いて先生とたっくんの元へと急ぐ。