白いジャージ3 ~先生とバージンロード~
その後、依子から、お父さんと一緒に飲みに行ったとメールが来た。
私とゆかりはホッとして、どっと疲れが出た。
「お姫様2人、どうしますか?」
先生がたっくんに声をかけた。
「食べちゃいますか?」
たっくんは冗談半分本気半分の表情で言った。
「里田の結婚祝いと、パーティーの成功祝いってことで、飲みに行きますか?」
4人で飲むなんて、新鮮で、なんだか緊張した。
酔っ払うと甘えん坊になっちゃう先生を、ゆかりはからかって遊んだ。
「あの新垣先生と思えないね~!いつも怒鳴ってたのに・・・」
「うるせー!男は好きな女の前ではこんなもんなんだよ!なぁ、たっくん!」
お酒の強いたっくんは、ぐびぐびと強いカクテルを飲み、ご機嫌にゆかりの肩を抱いた。
「そうだよ。男はみんな甘えん坊~!」