白いジャージ3 ~先生とバージンロード~
どんどん進んでいくね。
私と先生の結婚までの道、今どの辺りかな。
もう見えてみたね、先生。
今のこの気持ち、絶対に忘れたくない。
結婚して何十年経っても、今のこの結婚準備のこと、覚えていたい。
両家の意向で、結納や仲人などは省略することにした。
2人に任せよう、と先生のお父さんと私のお父さんが言ってくれた。
その夜、先生と2時間も電話をした。
明日になれば会えるのに、2人とも話したいことがいっぱいあったんだ。
『この日のこと、忘れないでいような』
先生は、私が思っていたことを言ってくれて、改めて私は先生との赤い糸を確信した。
「先生、大好き・・・」
『ばぁか!みんながいるのに、俺のこと見つめてただろ!』
「先生、本当に好き・・・」
『知ってる。俺の方がもっと好きだけど』