白いジャージ3 ~先生とバージンロード~



「直っぺ、大丈夫?」



「か・か・か・・・要くん?どうして?」




余計に熱が出る。



目を開けても、要君は私の手を握ったままだった。




「熱、8度もあったんだって?」




要君は、また私のおでこに手を当てた。


こういう所が先生に似てるんだ。


「どうして、彼氏に連絡できないの?ケンカでもしてるの?」




要君は、少し怒ったような表情をした。



「そんなに気を遣うような仲なの?もう長いんだろ?どうして言えないの?」



いつも優しい口調の要君が、こんな風にキツイ言い方するなんて・・・




違うよ、要君。


違うんだ。


そうじゃない。




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