白いジャージ3 ~先生とバージンロード~
先生はコンビニの袋から100%のオレンジジュースとプリンを取り出した。
「お説教は、直の風邪が治ってからな!!」
先生はニヤっと笑って立ち上がり、台所にあるグラスにオレンジジュースを注ぎ、ストローを差してくれた。
「飲めるか?」
「うん」
ゆっくりと体を起こしてもらって、私は先生の肩に体重を預けた。
安心する。
先生、会いたかった。
大好き。
「美味しい・・・」
「熱、測るから」
先生は床に転がっていた体温計を私の脇に差し込んで、腕をぎゅっと押さえた。
心配そうに顔を近付けた先生が言った。
「直のばか。でも、そんなお前が好き」
先生が私の頬にキスをしてくれたから、熱が上がっちゃったみたい。
「38度かぁ。明日、病院行くか」
私は行きたくない、と首を横に振った。
「俺に迷惑がかかるからとか考えてるなら、怒るぞ!」
私のおでこに指で軽く・・・ツンっておしおきをしてくれた先生。
また私をソファに寝かせてくれた。