白いジャージ3 ~先生とバージンロード~
「2階いこっか」
ヒョイっと私を抱き上げる先生・・・
「お姫様抱っこだぁ・・・やった」
喜ぶ私に先生が言う。
「高校2年の夏、初めてお前をこうして抱っこして運んだ時、俺はもうお前に惚れてたよ」
先生はサラリとすごいことを言う。
「えーーーーー!!あの時、お姫様抱っこしてくれたの?」
「あれ?言ってなかったっけ?ははは」
そうだったんだ。
まだ遠かった先生に、少しだけ近づけたあの夏の日。
「先生、いつから私のこと気になってた?」
ベッドに寝かされた私は、先生に聞いた。
マスクをした先生もかっこいい。
「教えない」
先生はそう言いながら、私のベッドに潜り込んできた。
2人で並んで、1つのベッドで寝ることにした。