白いジャージ3 ~先生とバージンロード~
台所に立つ先生。
白いジャージ姿の先生は、私の赤いエプロンをして、ネギのようなものを刻んでいた。
・・・トントントントン
一定のリズムが心地よい。
「先生、かっこいい」
「こら!寝とけ~!」
先生は、包丁を置いて、手を軽く洗うと、私の元へ駆け寄ってきた。
「どうだ?熱・・・下がったかぁ」
先生は、ひんやりした手で私のおでこに触れ、優しく抱きしめてくれた。
「おはよ、先生」
「おはよう、直。もう少しここで寝てろ」
先生は私をソファへ寝かすと、また包丁を持って、料理を始めた。
しばらくして先生はソファまでお粥を運んできてくれた。