134億光年先の君へ
氷の鳥、虹のカーテン、雨粒でできた花、海を閉じこめた宝石。


ヨアケの話は、世界の美しい物で溢れていた。


僕は想像の中で、その鮮やかな神秘を旅する。


そうして遠くにいるヨアケを想っては、互いの孤独に共鳴した。


いつしか孤独を紛らわすための灯台が、世界で一番優しい場所になっていた。
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