結果、恋をする。
やっとのおもいではるかを二階まで連れてった大悟。
ゆっくりとはるかをベットに寝せる。


「んーー」

「んーじゃないわ。」


その場を離れようとしたときに制服の裾をひっぱられる。


「・・・・あ?」

「・・・・ちょっと・・・ちょっときて・・・。」


はるかがおいでおいでと手を振る。


「・・・・・・。」


大悟が近づくと首元を捕まれキスをされる。


「?!?!」

「んーーーーーー。」


思わず目をつぶるのを忘れてしまった大悟。
しばらくしてはるかがくちびるを離す。


「ヒッヒッヒー♡ちゅうしちゃったねぇ」

「・・・・・なにしてんじゃ・・・。」

「ん?ちゅう?」

「・・・・・いやそうじゃけど・・・。」


ふたの開いてないミネラルウォーターの蓋をあけてはるかに渡す。
にっこり微笑み水を一口飲む。


「やーさーしーいのぉ♪」


酔っているからかテンションが高い。


「大丈夫か?」

「大丈夫ー飲み過ぎた―♪」

「お前酒癖悪いんじゃのう・・・。」

「ええじゃろー♬」


大悟がミネラルウォーターを受け取り蓋を閉める。


「あーーーーーー。」


はるかが膝を抱えて顔を隠した。


「・・・・・・どうしたん?」

「--------------ッ・・・。」

「・・・・・・はるか・・?」


顔を隠したはるかは涙を浮かべて泣き出していた。
大悟は心配そうにはるかをのぞき込む。


「・・・・・浮気・・・・されてたんよ。」

「・・・ユウスケさんが?」


はるかが泣きながらうなずく


「・・・・・・今までもね?あったんよ。」

「そうなん・・・。」

「今日・・・ッ・・・またわかって・・・。」

「・・・やけざけしたん?」


またはるかが頷く。


「ごめ・・・・ん・・・。あたしユウスケに仕返ししてくて・・・大悟にチュウした。」

「・・・・・・ええよ別に・・・。」

「ごめん・・・・ッ・・・」


最後のゴメンを聞く前に大悟がはるかを抱きしめる。


「だい・・・・・・。」

「なんも言わんでいい。俺がこーしとる。泣けばいい。」

「・・・・・・・・ッ・・・」


はるかは泣いた。ユウスケに聞こえないように大悟の胸の中で。


< 15 / 60 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop