結果、恋をする。
人気のない公園につれてこられた二人。
公園にはにぶい音と女の鳴き声が響いていた。


「もうやめて!!!!!」

「じゃかしいのぅ!!!!!黙っとれ!!!!」


体格のいい男に抑えられてるはるかが叫ぶ。
大悟はふたりの男に暴力を振るわれていた。
叫びも反応もしない大悟。
ただひたすら痛みをこらえていた。


「・・・・・ッ・・・・・・。」


ドスッッドスッとにぶい音がする。


「ユウスケ!!!!もういいじゃろ!!!!!」

「やかましい女じゃのう。」

「もうやめて・・・・大悟が死んじゃう・・・・。」


ユウスケがはるかの頬を平手で殴る。


「・・・・・・・ッ・・・・・。」

「ほうじゃろ?伊崎。お前が俺の女に手ぇ出すけぇいかんのじゃろ。」


ユウスケの一言に2人の男の暴力が止まる。


「・・・・・・・・・・。」

「・・・・・・なんかゆったらどうじゃ。」

「・・・・・・・・俺・・・・は・・・はるかを泣かせん。」


口から血を流しながらユウスケを睨む。


      




      「「泣くことより笑うことがおおいなら。そっちにする」」








はるかのあの一言があたまの中を駆け巡る。
愛しい女の為に大悟が伝えた言葉だった。



「・・・・・・・・何様じゃ!!!!!!」



ユウスケが持っていたビール瓶で大悟の頭を殴る。


「・・・・・・・・ッ・・・・・」


「だいご!!!!!!!!!!!!」

大悟の頭から血が流れる。はるかはその瞬間を見て泣き叫んだ。


「ユウスケお前やりすぎじゃ!!!!」

「ほんま死ぬけぇ!!!!」


大悟のそばにいた体格のいい2人がユウスケを抑える。


「離せや!!!!!!!!!!!!!」

「もう行こうや」


2人がかりで押さえつけられたユウスケは2人をふりほどき叫んだ。


「お前ら二度と俺の前にあらわれんな!!!!!!!」


そう言い3人の男がその場を離れ、はるかを抑え続けていた男も3人と一緒にその場から離れた。


「・・・・・・ッ・・・・だ、大悟・・・。」


恐怖で震えるはるかが大悟に近づく。


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