結果、恋をする。
ーいろはsideー


昨日歩いてる帰ってる時急に雨降ってくるし、

大悟は怒っちゃうし雨のせいで風邪ひいたみたいだし、

あぁこれで終わりかなとか考えてたら寝れなかったし

本当に最悪。


「いろはー。大丈夫なん。」


あやかが階段を上っている最中に話しかけてくる。


「大丈夫・・・。ではないかな・・・。」

「医務室いこ?」

「や、そこまではないかな?」

「ほんまえらくなったら言うんよ?」

「ありがとう♪」



体調が悪いからって帰ってられない。
もしかすると大悟が学校に来るかもしれない。
会ったら謝らなきゃ・・・

一段一段階段をフラフラしながらあがっていく。

その時上の階から男子がふざけながら走って降りてきた。


「いろは!!!!!!!危ない!!!!!!」


あやかの声が聞こえた。私は階段から落ちたみたい。


騒がしい階段下。私の頭の回りは真っ赤に染まった


「なにごとー?♪」


聞きなれた声がした。

意識がもうろうとするなか金色の髪の毛が綺麗に揺れていた。




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