結果、恋をする。
大悟がバイクを飛ばした。
「大悟くん!!!!!いろちゃんが階段から落ちて大怪我した!!!」
頭の中には昌悟の声がこだまする。
「・・・・・・ッ・・・・。」
今までに出したことのないようなスピードで大悟は病院へ向かった。
病院につき受付まで走る。
「あの!!!!!!!!すいません、あの、あいつ、えっと」
「病院内ではお静かにお願いいたします。」
「すいません、えっと、須藤?!須藤!!!」
「・・・え?」
受付の女性にいろはの事を聞きたかったが言葉がうまく出てこない。
「大悟くん。」
後ろから呼び止められ振り向くと昌悟がいた。
すごく悲しそうな顔をしている。
「いろちゃんに会いに来たんじゃろ・・・?こっち。」
昌悟が肩を落とし俯きながら歩く。
大悟は嫌な予感がしながら昌悟の後ろを歩いた。
廊下にはいろんな人がいた。
「おい、須藤無事なん?」
「・・・・・・・・・・・。」
昌悟は答えない。
「お前無視かよ、」
「ごめん、俺っ・・・・ッ・・・」
昌悟の肩が震えている。
「・・・・・・・まじか・・・。」
「ごめん・・・ッ・・・でもいろちゃん見ても驚かないであげて。」
「・・・・・・・・・・。」
「・・・・・頭に浮かんだことは言った方がいいよ・・・。」
「・・・・・・・・わかった・・・。」