堕天使、恋に落ちる
コンコン―――!
「誰だ!誰も近づけさせるなっつったはすだぞ?」
「ごめんねー。俺、命」
命さん?

「一徹に緊急の話があるんだ!すぐホールに来て!待ってるから!あと、天使ちゃんは来ちゃダメだよ!」
「はぁー、ちょっと待ってて!すぐ戻ってくるから」
「え?やだよ…今日は放れたくない!」
なぜか物凄い恐怖に包まれ、必死に一徹にしがみついた。

「大丈夫…すぐ戻ってくるよ…」
頭を撫でてながら、一徹が言い聞かせる。
「うん…わかった。すぐね!」
「もちろん!こんな可愛い由那を長時間一人になんてしない!」
頬にキスをして行ってしまった。


はぁーとりあえず、服着よっ!
服を着て、部屋の片付けをしてると、
ドンドンドン――!
「あの、由那さん!開けてください!お願いします!
一徹さんが―――!」
「え?一徹が!?」
私はなんの躊躇いもなく、ドアの鍵を開けた。

ガチャン―――!
「あの、一徹は?
…ってあなた。んんん……」
ハンカチで口を塞がれる。
一瞬で、意識をなくした。
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