堕天使、恋に落ちる
「ん……」
あれ?ここ……どこ?
「あっ目ー覚めた?」
「え?誰…?」
「ほんとマジ可愛いねーお姫様みたいだ!そのベビードールどう?ほんとにお姫様みたいでしょ?」

え―――?
よく見ると、ピンクの可愛らしいベビードールを着せられていた。
「きゃっ!」
慌てて身体を隠す。

「顔赤くなったぁー!耳まで?可愛いー」
「あの、帰して下さい!」
「んー。無理!俺の女になってよ!神なんかやめてさ!」
「は?命さん?」
「そう」
「私、命さんの彼女じゃありません!」
「あ?」
「私は一徹の……」
「一徹の?君、一徹の女?」
「はい」

「どうゆうことだよ!咲哉!」
「え?でも、そうゆう風に店で……」
「あなた、しゃぶしゃぶ屋の……」
「そうなの。神の弱みでも握れるかなって思って、コイツを働かせたの」
「でも、由那のこと頼むってはなしてたから!」
何の話?訳がわからない……

「あの、命さんに何の用なんですか?」
「アイツのせいで、なかなかTEPPEN取れないんだよね!アイツ、一徹も含めて周りに助けられてるだけで、たいしたことないんだよ?だからむかつくじゃん!」

え――?そんなことで、私を?

「あの、命さんは全然たいしたことなくないです!とっても素敵な人です。一徹も凄く信頼してるし。」

「あ?うるせーよ!犯すぞ!」
「きゃっ!
――――!嫌!離して!!」
両手を押さえつけられ、組み敷かれた。
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