堕天使、恋に落ちる
*****一徹・命 side*****
一徹は由那にキスをして、睡眠薬を飲ませた。
フッと意識をなくした、由那を抱きかかえ、
「由那を頼む!」
命の信頼できる部下であるクロに渡す。
クロは由那を抱え、
「かしこまりました。確実に安全にお連れします」
と言い、この場を後にした。
「さぁ、天使ちゃんも安全が確保された所で、どうしたい?宰」
「あ?うるせーよ!」
「お前、俺がおとなしくしてるからって、つけ上がってるみたいだな…?何が望み?俺とタイマンでもする?」
「俺が相手しようか?宰」
「一徹…」
「早く決めろ!!」
二人の声が事務所内に響く。
「二人でかかって来いや!
お前等いつも二人だもんな?二人じゃないと勝てないんだろ?」
口では強がっても、震えている宰。
「そう…じゃあお言葉に甘えよ!一徹」
「だな」
「地獄を見せてやるよ!宰」
再び、二人の声が事務所に響いた。
その後はまさに惨劇。
鏡子や志穂とは比べ物にならない、惨状があった。
宰がぼろぼろになって、声も出なくなっても暴行は続く。
命乞いもできない、血を吐くことしかできない、この状況。
でも死なせない。絶対に。
死んで楽になんてしない。
これが二人の落とし前のつけ方。
ただ、永遠の痛みや苦しみを与え続けるのだ。
その地獄はもちろん、咲哉にも訪れる。
宰と咲哉は顔の原型もほぼない程に、ぼろぼろにされ、事務所の壁にはりつけにされた。
明日二人の仲間がこれを見るだろう。
それこそが宰達への、見せしめだ。
“神”と“一徹”は怒らせてはいけない。
これは絶対のルールだと。
*****一徹・命 side・終*****
一徹は由那にキスをして、睡眠薬を飲ませた。
フッと意識をなくした、由那を抱きかかえ、
「由那を頼む!」
命の信頼できる部下であるクロに渡す。
クロは由那を抱え、
「かしこまりました。確実に安全にお連れします」
と言い、この場を後にした。
「さぁ、天使ちゃんも安全が確保された所で、どうしたい?宰」
「あ?うるせーよ!」
「お前、俺がおとなしくしてるからって、つけ上がってるみたいだな…?何が望み?俺とタイマンでもする?」
「俺が相手しようか?宰」
「一徹…」
「早く決めろ!!」
二人の声が事務所内に響く。
「二人でかかって来いや!
お前等いつも二人だもんな?二人じゃないと勝てないんだろ?」
口では強がっても、震えている宰。
「そう…じゃあお言葉に甘えよ!一徹」
「だな」
「地獄を見せてやるよ!宰」
再び、二人の声が事務所に響いた。
その後はまさに惨劇。
鏡子や志穂とは比べ物にならない、惨状があった。
宰がぼろぼろになって、声も出なくなっても暴行は続く。
命乞いもできない、血を吐くことしかできない、この状況。
でも死なせない。絶対に。
死んで楽になんてしない。
これが二人の落とし前のつけ方。
ただ、永遠の痛みや苦しみを与え続けるのだ。
その地獄はもちろん、咲哉にも訪れる。
宰と咲哉は顔の原型もほぼない程に、ぼろぼろにされ、事務所の壁にはりつけにされた。
明日二人の仲間がこれを見るだろう。
それこそが宰達への、見せしめだ。
“神”と“一徹”は怒らせてはいけない。
これは絶対のルールだと。
*****一徹・命 side・終*****