堕天使、恋に落ちる
「じゃあ、これ!」
「はい!綺麗ですねー。了解しました!」
「ありがとう!由那」
頭を撫でてる、命さん。
「////」
ほんと、心臓に悪い。
きっと命さんはごく自然にしていることなんだろう。
この優しい笑顔も、頭を撫でるこの手も。

「あの…命さん…?」
「ん?」
「こうゆうのは恋人だけにした方がいいですよ?」
「え?」
「相手の女の子勘違いしますよ(笑)?」
「………」
「フフ…買ってきますね?」
会計に行こうとすると、
――――!!!
グッと手を引かれた。
「え―――?」
あっという間に命さんの腕の中にいた。
「それ…本気で言ってる……?」
「え…」
「俺はね…好きな女にしかこんなことしないよ!
由那こそ、無防備すぎるのよくないよ!」
「あの…」

私を離し、目線を合わせて、
「あんま油断してると、連れ去るよ!一徹から」
と言った。
その目がとても真剣で………
「あの…私…」
「フフ…可愛い…!会計よろしく!」
そして軽く頬をつままれた。

からかわれた?
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