堕天使、恋に落ちる
命さんが私の目を覗き込み、
「天使ちゃん、帰ろ!」
と言った。
その時にはもう、いつもの爽やかな命さんだった。
家に送ってもらい、車を降りると、
「由那!!!」
一徹がこちらへ走ってくる。
そして力強く抱き締められた。
「由那、おかえり…スゲー寂しかった……」
あぁやっぱ一徹が好きだと思った。
「ただいま、一徹」
「命に何か嫌なこと、されなかった?」
「ううん。紳士的だったよ!凄く」
「そう」
「じゃまたねー、天使ちゃん!一徹」
「おう!ありがとな!由那のこと!」
「うん!またデートしようねー」
そう言って車に戻る、命さん。
「命さん!!」
命さんがこちらを向く。
「私も好きです、命さんのこと。友達としてですけど。
私だって大切です。
もし一徹がいなかったら、好きになってたと思う。
でも!私は一徹のことを愛してます!だから――――」
「ありがと!!」
命さんの満面の笑み。
とても綺麗だった。
少し泣いていたような気がした。
「ねぇ。今の何?」
「え?」
「聞き捨てならない!」
「内緒!」
「由那!!」
「………もう一回…」
「え?」
「もう一回、私の名前呼んで?」
「由那?」
「もう一回」
私の頬を包んで――――
「由那」
「好き…」
「由那?」
「私は!一徹が好き!!
早く家に帰っていっぱいキスして!一徹」
私も涙が溢れた。
「天使ちゃん、帰ろ!」
と言った。
その時にはもう、いつもの爽やかな命さんだった。
家に送ってもらい、車を降りると、
「由那!!!」
一徹がこちらへ走ってくる。
そして力強く抱き締められた。
「由那、おかえり…スゲー寂しかった……」
あぁやっぱ一徹が好きだと思った。
「ただいま、一徹」
「命に何か嫌なこと、されなかった?」
「ううん。紳士的だったよ!凄く」
「そう」
「じゃまたねー、天使ちゃん!一徹」
「おう!ありがとな!由那のこと!」
「うん!またデートしようねー」
そう言って車に戻る、命さん。
「命さん!!」
命さんがこちらを向く。
「私も好きです、命さんのこと。友達としてですけど。
私だって大切です。
もし一徹がいなかったら、好きになってたと思う。
でも!私は一徹のことを愛してます!だから――――」
「ありがと!!」
命さんの満面の笑み。
とても綺麗だった。
少し泣いていたような気がした。
「ねぇ。今の何?」
「え?」
「聞き捨てならない!」
「内緒!」
「由那!!」
「………もう一回…」
「え?」
「もう一回、私の名前呼んで?」
「由那?」
「もう一回」
私の頬を包んで――――
「由那」
「好き…」
「由那?」
「私は!一徹が好き!!
早く家に帰っていっぱいキスして!一徹」
私も涙が溢れた。