堕天使、恋に落ちる
「嫌ぁぁぁーーー!」
ガバッ――――
「はぁはぁはぁ……」
「……那?」
ダメだ、身体が震え――――
「由那!!!」
「はっ!一、徹…?」
「どうした?」
一徹が心配そうに、震える私の手を優しく握りしめ、覗き込んだ。
「変な夢…怖い夢見て……」
「そう…どんな…?」
私は頭を振る。
「由那…?」
「言いたくない…
言って本当にそうなったら嫌だから…。
一徹ギュってして!」
「うん」
私を包み込むように、抱き締めてくれた。
そして、背中を擦ってくれた。
「一徹」
「ん?」
「私のこと捨てないでね?」
「は?そんなのあり得ない!」
「私のこと捨てる位なら、ちゃんと殺してからにしてね…?」
「だから、あり得ない!捨てるなんて…」
「お願い!!!」
「………わかった!その時はほんとに二人で地獄行きだ!」
「うん」
どうしてこんな夢を見たのだろう。
もしかしたら、虫の知らせ?
きっとそうだ。
だから、またアイツが現れたんだ。
どうして最後まで、私を苦しめるの?
もう……
解放して!!
ガバッ――――
「はぁはぁはぁ……」
「……那?」
ダメだ、身体が震え――――
「由那!!!」
「はっ!一、徹…?」
「どうした?」
一徹が心配そうに、震える私の手を優しく握りしめ、覗き込んだ。
「変な夢…怖い夢見て……」
「そう…どんな…?」
私は頭を振る。
「由那…?」
「言いたくない…
言って本当にそうなったら嫌だから…。
一徹ギュってして!」
「うん」
私を包み込むように、抱き締めてくれた。
そして、背中を擦ってくれた。
「一徹」
「ん?」
「私のこと捨てないでね?」
「は?そんなのあり得ない!」
「私のこと捨てる位なら、ちゃんと殺してからにしてね…?」
「だから、あり得ない!捨てるなんて…」
「お願い!!!」
「………わかった!その時はほんとに二人で地獄行きだ!」
「うん」
どうしてこんな夢を見たのだろう。
もしかしたら、虫の知らせ?
きっとそうだ。
だから、またアイツが現れたんだ。
どうして最後まで、私を苦しめるの?
もう……
解放して!!