堕天使、恋に落ちる
ベットに向かい合って座り、
「由那……綺麗だよ…それに可愛い…」
一徹が両手で私の頬に触れ、挟む。
そのまま綺麗な顔が近づく………
自然と目を閉じると、口唇に熱い感触がした。

「ンンン……んぁ…」
「ほんとに止まらないよ……由那が泣いて懇願しても……」
「うん……止めないで?」

もう後は何も考えられない。
ただ、一徹の甘く深い愛に溺れるだけ………


「はぁはぁ…あぁぁ…ん…んぁ…」
「由那……好きすぎて……苦しい………こんなの初めてなんだ…」
「一、徹……ほんと……とけ、そ…」
「もう離せないからね……堕ちようね……二人で…」
その言葉の後、フッと意識が途切れた。


「……那?由那…?」
頭に優しい大きな手の感触、甘く優しい声。
ゆっくり目を開けると、
「おはよ!由那…」
優しく私を見つめる、一徹がいた。
「一…徹…」
「ん?まだ眠そう……もう少し寝る?」
「ううん。一徹と話したい……」
「でも、眠そうだよ…大丈夫…傍にいるよ。ずっと頭撫でてるよ……」
その言葉に安心して、また眠りについた。
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