堕天使、恋に落ちる
「一徹…」
「由那が“死ね”って言うならすぐに死んであげる」
「そんなの言う訳ないよ!!」
「そうだよね…
でもそれ程の想いってこと。
由那が俺の恋人になってくれた。それが俺にとってどれ程の幸福か…
きっと由那にらわからない。
だから、俺は由那の為に何でもしたい。
だからワガママ言って?」
「一徹…わかった」
そう言うと、フワッと微笑んで頭を撫でてくれた。
その大きな手が心地いい。
思わず、目を瞑ると
「由那、可愛い……猫みたい…」
と更に目を細ませた一徹だった。
店内に着くと―――
「お疲れ様です!一徹さん!」
「あぁ」
「あ、この方ですね。一徹さんの恋人」
「はい、こんばんは。今日からお世話になる―――――」
「由那!」
「へ?」
「言ったよね?勝手に挨拶しないでって!」
「え?でも今日は挨拶だけするって……」
「俺が言ったのは“紹介”由那が挨拶する必要性ないよ。ヒデ、みんなを集めて!」
「はい」
ヒデと言われた彼が、その場を後にする。
「由那、こっち」
「うん」
中に通され連れて行かれたのは店内の奥、一番高そうな装飾をされた席だった。
ソファーの真ん中に座った一徹が、
「由那、ここにおいで?」
自身の膝をポンポンと叩く。
「え…やだよ!恥ずかしい……」
「お願い…由那に触れてないとおかしくなる」
「由那が“死ね”って言うならすぐに死んであげる」
「そんなの言う訳ないよ!!」
「そうだよね…
でもそれ程の想いってこと。
由那が俺の恋人になってくれた。それが俺にとってどれ程の幸福か…
きっと由那にらわからない。
だから、俺は由那の為に何でもしたい。
だからワガママ言って?」
「一徹…わかった」
そう言うと、フワッと微笑んで頭を撫でてくれた。
その大きな手が心地いい。
思わず、目を瞑ると
「由那、可愛い……猫みたい…」
と更に目を細ませた一徹だった。
店内に着くと―――
「お疲れ様です!一徹さん!」
「あぁ」
「あ、この方ですね。一徹さんの恋人」
「はい、こんばんは。今日からお世話になる―――――」
「由那!」
「へ?」
「言ったよね?勝手に挨拶しないでって!」
「え?でも今日は挨拶だけするって……」
「俺が言ったのは“紹介”由那が挨拶する必要性ないよ。ヒデ、みんなを集めて!」
「はい」
ヒデと言われた彼が、その場を後にする。
「由那、こっち」
「うん」
中に通され連れて行かれたのは店内の奥、一番高そうな装飾をされた席だった。
ソファーの真ん中に座った一徹が、
「由那、ここにおいで?」
自身の膝をポンポンと叩く。
「え…やだよ!恥ずかしい……」
「お願い…由那に触れてないとおかしくなる」