堕天使、恋に落ちる
*****一徹 side*****
「鏡子?すぐ行くから、席で待ってて…!」
「わかったわ。すぐよ!?」
「あぁ」
もう一度由那の元に行き、
「ごめんね…数分だけ一人にするけど、すぐ戻ってくるから」
チュッと軽くキスをして、頭をポンポンと撫で部屋を出た。
「うん…」
少しだけ寂しそうな由那が、更に可愛い。
そのまま押し倒したい衝動を抑え、部屋を後にした。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「お待たせ!鏡子」
横に座る。
その俺にすり寄って来る、鏡子。
嫌悪感がすさまじい。
こんな感覚初めてだ。
こんなにも由那以外の人間が、受け付けられなくなっている。
自分でびっくりしていた。
「もうホスト辞めたの?」
「そうだね。オーナーの仕事に専念したくてね」
やんわり鏡子から離れて答える。
てか、由那との時間を優先したいんだよ!
「女ができたって噂ほんと?」
「それは想像におまかせ!」
「そう…まぁいいわ!あんまり私を怒らせないでね…?」
「は?」
「貴方を潰すなんて簡単よ!」
確かに鏡子は大手の会社会長だ。
ある程度は思い通りになる、女。
だから俺もコイツを利用していた。だから出来る限り、尽くしてあげていた。
「鏡子…」
「何?」
「地獄、見たことある?」
「もちろん、あるわよ!どんな思いでここまでのしあがったと思ってんのよ!」
「そう…。でも俺が言ってる“地獄”は鏡子が思ってるのと違うよ!」
「は?」
「だって鏡子は今ここに存在してるじゃん?」
それは地獄じゃないんだよ!
「鏡子?すぐ行くから、席で待ってて…!」
「わかったわ。すぐよ!?」
「あぁ」
もう一度由那の元に行き、
「ごめんね…数分だけ一人にするけど、すぐ戻ってくるから」
チュッと軽くキスをして、頭をポンポンと撫で部屋を出た。
「うん…」
少しだけ寂しそうな由那が、更に可愛い。
そのまま押し倒したい衝動を抑え、部屋を後にした。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「お待たせ!鏡子」
横に座る。
その俺にすり寄って来る、鏡子。
嫌悪感がすさまじい。
こんな感覚初めてだ。
こんなにも由那以外の人間が、受け付けられなくなっている。
自分でびっくりしていた。
「もうホスト辞めたの?」
「そうだね。オーナーの仕事に専念したくてね」
やんわり鏡子から離れて答える。
てか、由那との時間を優先したいんだよ!
「女ができたって噂ほんと?」
「それは想像におまかせ!」
「そう…まぁいいわ!あんまり私を怒らせないでね…?」
「は?」
「貴方を潰すなんて簡単よ!」
確かに鏡子は大手の会社会長だ。
ある程度は思い通りになる、女。
だから俺もコイツを利用していた。だから出来る限り、尽くしてあげていた。
「鏡子…」
「何?」
「地獄、見たことある?」
「もちろん、あるわよ!どんな思いでここまでのしあがったと思ってんのよ!」
「そう…。でも俺が言ってる“地獄”は鏡子が思ってるのと違うよ!」
「は?」
「だって鏡子は今ここに存在してるじゃん?」
それは地獄じゃないんだよ!