堕天使、恋に落ちる
「はい、そうです。
で?それが何か?」
由那が特に気にすることもなく、サラッと言った。
「え…いや、別に」
「そうですか…だったらお引き取り願いますか?今デート中なので」
「………」
志穂は面を食らったように、その場を去った。
「……一徹。食べよ!食べたら行きたいとこあるの」
「お、おぅ」
なんか―――
食事が終わり、次の目的地に向かう。
「由那」
「ん?」
「さっきの志穂のことだけどさ」
「あー!私の前で他の女の人のこと言わないって約束!」
「あ、わりぃ。
………でもさっきの由那なんか雰囲気が違ったから」
「強くなりたいと思って……」
「え?」
「もうあんな風に取り乱して、苦しまないように……」
その顔は今までの由那とは違う、とても凛としていた。
由那…………
「カッコよかったよ!マジで!」
「ほんと!?」
「あぁ、惚れ直した!」
「フフフ……」
綺麗だ―――
ほんとに俺にはもったいない位に。
「由那」
「ん?」
「キス、したい……今すぐ…」
「え?ここではダメだよ!人多いし……」
「やだ…てか、する」
「え――――」
時が止まったように、夢中でキスをした。
*****一徹 side・終*****
で?それが何か?」
由那が特に気にすることもなく、サラッと言った。
「え…いや、別に」
「そうですか…だったらお引き取り願いますか?今デート中なので」
「………」
志穂は面を食らったように、その場を去った。
「……一徹。食べよ!食べたら行きたいとこあるの」
「お、おぅ」
なんか―――
食事が終わり、次の目的地に向かう。
「由那」
「ん?」
「さっきの志穂のことだけどさ」
「あー!私の前で他の女の人のこと言わないって約束!」
「あ、わりぃ。
………でもさっきの由那なんか雰囲気が違ったから」
「強くなりたいと思って……」
「え?」
「もうあんな風に取り乱して、苦しまないように……」
その顔は今までの由那とは違う、とても凛としていた。
由那…………
「カッコよかったよ!マジで!」
「ほんと!?」
「あぁ、惚れ直した!」
「フフフ……」
綺麗だ―――
ほんとに俺にはもったいない位に。
「由那」
「ん?」
「キス、したい……今すぐ…」
「え?ここではダメだよ!人多いし……」
「やだ…てか、する」
「え――――」
時が止まったように、夢中でキスをした。
*****一徹 side・終*****