お日さまみたいな温かい君に包まれて
「本当はやめてほしかったんだけど、言い返して仲間外れにされるのが怖かったから、言う勇気がなかったの」
ことあるごとにいじられて、心が病んでしまい、だんだん登校日数が減っていったそう。
しかし、それでもいじりはなくならず、学校を休むにつれて酷くなっていった。
『心弱すぎ』だの、『サボってんじゃねーよ』だの、体型に関係ないことまで言われ、しまいには。
「『葵ちゃんって頼りなさそうだよね』、『あの子に任せて大丈夫なの?』って、陰口言ってるのをトイレで聞いちゃって。それで人を信じられなくなって、由菜ちゃん以外の友達とはみんな縁を切ったんだ」
女の友情なんてもろいと、高校に入っても女友達は作らなかったらしい。
そういえば雪塚さん、ずっと1人で本読んでたり勉強してて、友達とつるんでいるところを見たことがなかった。
仲良しなのは……実玖くらい。
同じ部活だからってのもあると思うけど、あいつも俺と同じ体質で、その上体型コンプレックス持ち。それで心を許したのかも。
「清水くんと同じで、私も中学時代引きこもってたの。っていっても、私の場合は不登校だったけどね」
「そうだったんだ……。さっきは大丈夫だったの? 悪口言われなかった?」
ことあるごとにいじられて、心が病んでしまい、だんだん登校日数が減っていったそう。
しかし、それでもいじりはなくならず、学校を休むにつれて酷くなっていった。
『心弱すぎ』だの、『サボってんじゃねーよ』だの、体型に関係ないことまで言われ、しまいには。
「『葵ちゃんって頼りなさそうだよね』、『あの子に任せて大丈夫なの?』って、陰口言ってるのをトイレで聞いちゃって。それで人を信じられなくなって、由菜ちゃん以外の友達とはみんな縁を切ったんだ」
女の友情なんてもろいと、高校に入っても女友達は作らなかったらしい。
そういえば雪塚さん、ずっと1人で本読んでたり勉強してて、友達とつるんでいるところを見たことがなかった。
仲良しなのは……実玖くらい。
同じ部活だからってのもあると思うけど、あいつも俺と同じ体質で、その上体型コンプレックス持ち。それで心を許したのかも。
「清水くんと同じで、私も中学時代引きこもってたの。っていっても、私の場合は不登校だったけどね」
「そうだったんだ……。さっきは大丈夫だったの? 悪口言われなかった?」