お日さまみたいな温かい君に包まれて
○○◎



「こんにちはー」

「おっ、清水!」



仕事場に到着し、更衣室へ入ると、竹村先輩が待ってましたとばかりに手を振ってきた。


め、めちゃめちゃニコニコしてる……。
昨日の落ち込んでいた姿は一体どこへやら。

もしかして、梅ちゃんから連絡来たのか?



「清水、いきなりだけど聞いてくれ! 俺、梅ちゃんと付き合うことになりました!」

「ええーー⁉ マジですか⁉ おめでとうございます!」

「へへへ、ありがと~」



先輩の顔が、今までに見たことがないぐらい、デレッデレのゆるんゆるんになっている……!

梅ちゃんパワーすげぇぇ。



「俺のこと、『チャラい』ってよく言ってたけど、本当はバイト始めてから、ずっと俺のことが気になってたんだって」

「えええ⁉」



待って待って待って。

苦手な先輩の告白をオッケーしてくれたのもビックリだけど、『ずっと気になってた』って……。


えっと、2人が話すようになったのは、バイト入りたての梅ちゃんに、竹村先輩が仕事を教えてたのがきっかけだったっけ。

梅ちゃんが入ったのが春休みだったから……4ヶ月以上も前から⁉
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