お日さまみたいな温かい君に包まれて
「変わったこと……か。しいて言うなら、ノートに空白があったことかな」
「空白?」
信号が青に変わり、横断歩道を渡りながら耳を傾ける。
「雪塚さんのノートをチラッと見たんだけど、所々書けてない部分があったんだよ。真面目な雪塚さんにしては珍しいなと思って」
そういえば……毎時間ノート見せてもらってたっけ。
えーと、1回整理しよう。
進路の悩み、目の下のクマ、手の甲のアザ。
多分、勉強を頑張りすぎて寝不足になって、それでボーッとしちゃって先生の話を聞き逃して、ノートを全部書けなかった。
もしかしたら、ストレスの原因も勉強だったりするのかな。
「景斗さ、俺が成績トップのプレッシャーで心が疲れてないかって、よく遊びに誘ってくれたよな」
「……そんなことあったっけ」
話を切り出され、思考を巡らせる。
確かに遊びに誘ってたけど、俺の記憶では、『気分転換しに行こーぜー!』って言ってた気が。
「照れくさくて今まで言わなかったけど、本当はすごく嬉しかったんだよ。だから今度は、俺じゃなくて雪塚さんを誘ってあげて」
「空白?」
信号が青に変わり、横断歩道を渡りながら耳を傾ける。
「雪塚さんのノートをチラッと見たんだけど、所々書けてない部分があったんだよ。真面目な雪塚さんにしては珍しいなと思って」
そういえば……毎時間ノート見せてもらってたっけ。
えーと、1回整理しよう。
進路の悩み、目の下のクマ、手の甲のアザ。
多分、勉強を頑張りすぎて寝不足になって、それでボーッとしちゃって先生の話を聞き逃して、ノートを全部書けなかった。
もしかしたら、ストレスの原因も勉強だったりするのかな。
「景斗さ、俺が成績トップのプレッシャーで心が疲れてないかって、よく遊びに誘ってくれたよな」
「……そんなことあったっけ」
話を切り出され、思考を巡らせる。
確かに遊びに誘ってたけど、俺の記憶では、『気分転換しに行こーぜー!』って言ってた気が。
「照れくさくて今まで言わなかったけど、本当はすごく嬉しかったんだよ。だから今度は、俺じゃなくて雪塚さんを誘ってあげて」