お日さまみたいな温かい君に包まれて
「確かに清水くんってたくさん食べてるイメージあるかも。もしかして太らない体質?」
「そうなんだよ~。女子によく羨ましがられるんだけど、俺はもう少し筋肉欲しいんだよねぇ~」
あ、だから体育の時、西尾くんの体触ってたのか。
こんな風になりたいなぁって。
2年の時だったっけ。
クラスメイトの女子が、『太らない体質いいな~』って、景斗くんに話していたのを聞いたことがあった。
どう反応したらいいのか困って、苦笑いしていたのを覚えている。
あまり嬉しくないのかなって思ってたら、やっぱり悩んでたみたい。
『葵ちゃんってさ……』
『いえいえそんな! ただ細いだけですって!』
『本当に大丈夫なの……?』
「──……さん? 雪塚さん?」
「あっ……ごめん。私も体型をいじられたことがあったから、ちょっと思い出しちゃった」
「雪塚さんも? 嫌だよね~。『もう! デリカシーなさ過ぎ! 俺だってこう見えて、ガラスのハートなんだからねっ!』って、内心叫んでるよ」
「失礼しちゃう!」と若干オネエ口調でプンプン腹を立てる景斗くん。
過去の嫌な記憶が甦ってきたけど、景斗くんのおかげで飛んでいっちゃった。
「そうなんだよ~。女子によく羨ましがられるんだけど、俺はもう少し筋肉欲しいんだよねぇ~」
あ、だから体育の時、西尾くんの体触ってたのか。
こんな風になりたいなぁって。
2年の時だったっけ。
クラスメイトの女子が、『太らない体質いいな~』って、景斗くんに話していたのを聞いたことがあった。
どう反応したらいいのか困って、苦笑いしていたのを覚えている。
あまり嬉しくないのかなって思ってたら、やっぱり悩んでたみたい。
『葵ちゃんってさ……』
『いえいえそんな! ただ細いだけですって!』
『本当に大丈夫なの……?』
「──……さん? 雪塚さん?」
「あっ……ごめん。私も体型をいじられたことがあったから、ちょっと思い出しちゃった」
「雪塚さんも? 嫌だよね~。『もう! デリカシーなさ過ぎ! 俺だってこう見えて、ガラスのハートなんだからねっ!』って、内心叫んでるよ」
「失礼しちゃう!」と若干オネエ口調でプンプン腹を立てる景斗くん。
過去の嫌な記憶が甦ってきたけど、景斗くんのおかげで飛んでいっちゃった。