お日さまみたいな温かい君に包まれて
ちなみに俺は、何回か大学の体験入学に行ったけれど、やっぱり気持ちは変わることはなく。
以前、バイト先からもらっていた、正社員の話を受けることにした。
一応、担任の先生には伝えていたけど、来月に三者面談があるから、そのタイミングで詳しく話そうと思っている。
「そっか~。葵ちゃんは?」
「あー、葵ちゃんも多分忙しいと……って、下の名前で呼んでんの⁉」
「うん。仲良くなっちゃってね」
鼻歌を歌いながら生地を混ぜる母。
マジかよ。いつの間に仲良くなったのか。
ってか、つられて俺も下の名前で呼んじゃった。
雪塚さんも意外とノリがいいからな。
実玖も入れて、3人で女子会してそう。
「そういえば景斗、浴衣買ってたわよね。もしかして、葵ちゃんと花火大会に行くために買ったの?」
台に置いていた計量カップを床に落としてしまった。
「はぁ⁉ な、なんで知って……」
「わかるわよ。景斗すぐ顔に出るもの。頑張ってね」
ニヤリと片方の口角を上げた母に全てを察した俺は、プイッとそっぽを向いて唇を噛みしめた。
うわぁぁぁ!
クラスメイトだけじゃなく、家族にも俺の恋愛事情がモロバレしてただなんて……!
一体いつからバレてたんだ⁉
以前、バイト先からもらっていた、正社員の話を受けることにした。
一応、担任の先生には伝えていたけど、来月に三者面談があるから、そのタイミングで詳しく話そうと思っている。
「そっか~。葵ちゃんは?」
「あー、葵ちゃんも多分忙しいと……って、下の名前で呼んでんの⁉」
「うん。仲良くなっちゃってね」
鼻歌を歌いながら生地を混ぜる母。
マジかよ。いつの間に仲良くなったのか。
ってか、つられて俺も下の名前で呼んじゃった。
雪塚さんも意外とノリがいいからな。
実玖も入れて、3人で女子会してそう。
「そういえば景斗、浴衣買ってたわよね。もしかして、葵ちゃんと花火大会に行くために買ったの?」
台に置いていた計量カップを床に落としてしまった。
「はぁ⁉ な、なんで知って……」
「わかるわよ。景斗すぐ顔に出るもの。頑張ってね」
ニヤリと片方の口角を上げた母に全てを察した俺は、プイッとそっぽを向いて唇を噛みしめた。
うわぁぁぁ!
クラスメイトだけじゃなく、家族にも俺の恋愛事情がモロバレしてただなんて……!
一体いつからバレてたんだ⁉