お日さまみたいな温かい君に包まれて
東馬にトスをお願いし、他の生徒達の邪魔にならないよう、コートの端っこで練習を始めた。
「いくぞ~っ、はいっ」
空中にボールが投げられ、タイミングを合わせて助走し、大きくジャンプ。
バシッと大きい音を立てて、ボールは反対側のコートの中へ。
しかし。
「雪塚さん! 危ない! 避けて!」
「へ? うわぁぁぁ!」
ネットが張られていて姿がわかりづらく、ジャンプするまで、彼女が反対側のコートにいたことに気がつかなかった。
「ごめん! 大丈夫⁉」
「う、うん……」
すぐ声をかけるも、怯えた顔で弱々しく返事をされ、血の気が引いていく。
当たらなかったのは良かったけど、完全に恐怖を与えてしまった。
バカ! 何やってんだ俺は!
好きな人を怖がらせるなんて、紳士失格じゃねーか……!
「雪塚さん、そこにいたら景斗に殺されちゃうからこっちおいで~」
「こ、ころ……⁉」
東馬に手招きされ、雪塚さんが苦い笑みを浮かべてやって来た。
その後もスパイクを何発か打ったものの。
申し訳なさすぎて、しばらく目を合わせることができなかった。
「いくぞ~っ、はいっ」
空中にボールが投げられ、タイミングを合わせて助走し、大きくジャンプ。
バシッと大きい音を立てて、ボールは反対側のコートの中へ。
しかし。
「雪塚さん! 危ない! 避けて!」
「へ? うわぁぁぁ!」
ネットが張られていて姿がわかりづらく、ジャンプするまで、彼女が反対側のコートにいたことに気がつかなかった。
「ごめん! 大丈夫⁉」
「う、うん……」
すぐ声をかけるも、怯えた顔で弱々しく返事をされ、血の気が引いていく。
当たらなかったのは良かったけど、完全に恐怖を与えてしまった。
バカ! 何やってんだ俺は!
好きな人を怖がらせるなんて、紳士失格じゃねーか……!
「雪塚さん、そこにいたら景斗に殺されちゃうからこっちおいで~」
「こ、ころ……⁉」
東馬に手招きされ、雪塚さんが苦い笑みを浮かべてやって来た。
その後もスパイクを何発か打ったものの。
申し訳なさすぎて、しばらく目を合わせることができなかった。