📜✒派遣会社✒📜

―――それから、数日後―――
彼女は正治と瑠美を連れて、お見合いをする事になった。どんな相手が来ても、追い返してやる、そう思っていた。自分の相手は春日しかいない。料理はフランス料理が来るはずであり、赤い着物を着ている。
赤い着物を着る事は、初めてでもあり、彼女は恋愛結婚をする様に言われていた。だけど、数日前、お見合いをする事に決めたら、こう妹に返していた。それから、奈美は『私にも・・・考えがあるのよ・・・それに・・・春日・・・だけではないわ・・・男なんて・・・』と言ってきた。彼女は時間になる迄、待つことにしていた。後、五分ほどであり、『どんな・・・人なのかしら？』と言ってきた。それから、彼女はぼーっとしてしまい、『ちょ・・・ちょっと・・・貴方・・・何その顔・・・まるで・・・誰かを・・・期待しているみたい・・・この間の言葉は・・・どうしたの？』と言われた。
『あ・・・ごめん・・・なさい・・・それは・・・私も・・・来る人は・・・気になってしまうわ！』
そう思った瞬間、彼女は座布団に座っており、外の方から気になる声がしてきた。その時、武田由紀子のいう事を思い出すと、『天邪鬼になるのよ・・・』と言ってきた。天邪鬼は言ったことが出来ず、違う事を行う事でもある。それから、二人は部屋に入ってくる人を見やると、『え・・・ぇぇぇぇ？』と声を荒げた。それから、そこにいる人は堂々とした、格好いい男性が入ってきた。それから、彼女は唖然としていると、『何よ・・・貴方・・・この人・・・旦那でしょう？あんた・・・知らなかったの？お見合いするのは・・・同じひとでなくては・・・駄目なのよ？貴方・・・好きな人でしょう？』と言った。それから、彼女はその男性に向き直ると、『貴方・・・由紀子に・・・』と言ってきた―――。