📜✒派遣会社✒📜
この子の気持ちを聞いてみると、こう言う事だった。自分は小さいころから、両親から殴られたり、『お前は・・・くずだ・・・』と言われてきた。両親は本当の両親ではなく、暴力を受けていた。それから、無理矢理―――自分の人生を決められていた。そうでなければ―――お前を追い出すぞーーー。
そう言われていた。彼女が怯えたり、自分の気持ちを言えなくなるのは、当たり前である、そう思う。

『貴方は・・・常に・・・両親・・・貴方の遣りたい事・・・ないの?あるでしょう?今、言ったでしょう?』

その言葉に、直美ははっと我に返る。それから、自分が両親ばかりじゃ駄目🙅だと思い立つ。両親から自立する為に、此処の会社に来たんだ―――彼女はそう思い立つ。それから、彼女はギュッと胸を掴む。自分が好きな仕事は『建築会社🏗』であり、本当は『泣き虫の自分を変える事―――。』と言う。
泣いてばかりいては、人生は始まらない。だから、建築会社🏗を探しに来たんだ。建築会社🏗に行くにはとても難しいが、彼女はちゃんと資格✒📚を持っていた。更に、秘書検定📚を受けており、『貴方・・・秘書になったなら・・・建築会社🏗に行けるわよ・・・そこに行きなさい・・・』と勧めた。

『け・・・建築🏗・・・会社・・・?』

それから、彼女はじわっと涙を浮かべる事にした。秘書検定を受けている彼女なら、建築会社🏗に行く事が出来る。そう思った為、明子はニコッと笑いだすと、誰もが喝采しており、奈美は明子の肩に、ポンっと手を肩に添えた。それから、『貴方は・・・此処に・・・必要であるわ・・・』と言ってくれた。それから、明子はじわっと涙を浮かべると、『すいません・・・私・・・夢中で・・・』と叫ぶ。
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