📜✒派遣会社✒📜
『今日の成果は・・・どうですか?経理課長は・・・貴方になったんですよ・・・?貴方からすれば・・・経理課長は務まりそうですか?そうでなければ・・・直ぐに・・・解雇しますよ・・・』

その言葉に、経理課長になった『早川美沙』であり、彼女は悔しそうに、悔しそうに『なんですってぇぇぇ?私を・・・解雇するのは・・・やめてください・・・真面目に働いていますから・・・』と言う。そうして、『私は・・・数学が出来るし・・・計算だって早いし・・・それに・・・それに・・・秘書にしてくれるまで・・・経理課長でいるって・・・言った筈ですよ・・・』と悔しそうに言った。
その言葉に、秘書でもある、奈美はムッとすると、『あら・・・秘書の座を奪い取るつもりかしら?』と睨み付けた。それから、松川奈美はビシッと指をさすと、『一言言っておくわ・・・貴方に・・・秘書の座は・・・奪い取れない・・・秘書って・・・思ったより・・・大変なのよ・・・』と言ってきた。そんな仕事を―――貴方に出来るかしら?―――数学が得意だけでは、生きて行けるわけがない。

『貴方達は・・・私の事・・・必要としてくれないの?どうして?これでも・・・一生懸命働いているのよ・・・』

『そう言えるか・・・テストしましょうか?まず、ある人がさぼっていました・・・だけど、突然、来た人は真面目な人でした・・・さて、どういう事か・・・わかりますか・・・』

その言葉に、彼女は目を丸くすると、『そ・・・それは・・・うーん!!!』と頷いた。それから、彼女はゆっくりと近づくと、びしっと指を差し出して、『貴方・・・さぼってないで・・・』と言いかけた。その言葉を聞いた途端、誰もが吃驚してしまい、彼女はドキリとしてしまうと、泣いてしまった。
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