ONLYYOU~赤ちゃんのパパは脳外科医、愛してはいけない人を愛してしまいました。~
動物園の後はちびっ子広場に入った。

秋晴れの日曜日とあって、大勢の家族連れで賑わっていた。

「まずは腹ごしらえしないと…」

和寿さんと槇村先生が芝生の上にレジャーシート敷いてくれた。

和志は食べるよりも遊具で遊びたいのか…ジッと遠目に見える大きなイルカの滑り台を見つめる。

「カズ君…ご飯たべたら、パパと一緒に行こうな・・・」

和寿さんが和志にそう言い聞かせ、頭を優しく撫でていた。

「和志君もすっかりカズに懐いてるね…広瀬さん」

「え、あ・・・はい」

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